かなり音楽に詳しい方(多分若い人)が、YouTubeなどで昔の「テクノ歌謡」とかを聴いて、
「これのどこが Techno なの?」
みたいな発言をしているのを何度か見たので、メモ。
Wikipedia とかにも書かれているけど、まず、別物なのです。
また別の概念として、~
― Wikipedia テクノ (ダンスミュージック)
「テクノ en:Techno」と直接の関係はない。
― Wikipedia テクノ歌謡
~ダンス・ミュージックの一スタイルにテクノがある。
~日本のテクノポップと直接的なつながりはないとされる
― Wikipedia テクノポップ
一言で言ってしまえば、このいわゆる「テクノ」は “Techno” ではなく “Electro” (と訳した方が適切)なのではないかと。例えば「テクノポップ」は “Electropop” と訳した方が誤解が少ないと思う。(もちろん “Technopop” でも通じるのですが。)
で、’80年代の「テクノ歌謡」のどこが “Electro” やねん、というツッコミが次に来ると思うんだけど、そもそも歌謡曲に電子音(とか打ち込みのシーケンスとか)を使うのがまだ珍しかった時代なので、大部分が生楽器の演奏であっても、一部電子音が入るだけで十分に “Electro” … なのです。多分。