Sun Fire T1000


入手したのでメモ。

2005年12月発表・2006年1月から出荷・2010年1月EOL、という時代の製品です。

Sun MicrosystemsがOracleに買われたのとEOLが同時期なので、「Oracleは無関係」な Sun Microsystems 製品と言いたいところですが、最新のファームウェアにすると Copyright が Oracle になります。(どうでもいい)

CPU
UltraSparc T1。
入手したのは8コア32スレッドの製品。中古で出回ってるのは6コア仕様が多いかも。

メモリ
入手時は512MB×8本で4GBだった。うち1本エラーが出ていたので抜いてみたが、その状態だと「そんなコンフィギュレーションないよ」と言われる。Extended ECC(Chipkillみたいなの)の関係で8本4本という組合せ以外にはできないらしい。よって4本抜く。
DDR2のECCメモリなら、古いワークステーションから抜いたのが手元にあったはず……と思ったがどれもUnbuffered。こいつはRegistered ECCでないとダメ。

・・・
追記 (2019/07/04)
4GB×8調達。

Sun Fire(TM) T1000, No Keyboard
Copyright (c) 1998, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
OpenBoot 4.30.4.e, 32640 MB memory available, Serial #XXXXXXXX.
Ethernet address 0:14:4f:XX:XX:XX, Host ID: XXXXXXXX.

ドキュメントによっては、対応メモリが 512M, 1G, 2G としか書かれていないけれど、多分 4G の純正品がまだなかったか何かで、ちゃんと対応している。

関係ないけど、メモリ交換とファームウェア更新前はこんな感じだった。

Sun Fire(TM) T1000, No Keyboard
Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
OpenBoot 4.25.0, 4088 MB memory available, Serial #XXXXXXXX.
Ethernet address 0:14:4f:XX:XX:XX, Host ID: XXXXXXXX.

キーボード端子がないくせに No Keyboard とか出るのがウザい。
End of 追記

HDD
製品としては、3.5inch SATA×1のものと2.5inch SAS×2のものがある。
今回のは前者。160GBのが入ってたが手持ちのSATA 1TBに置き換えて普通に使えた。

シリアル
USB端子もビデオカードもないので、基本はSER MGTにシリアルの端末を繋いで使う。シリアルを避けたい場合、ビデオカードはPCI Expressに挿せるだろうけど、結局キーボードはどうすんねんという。デスクトップワークステーション代わりには使わせない決意が感じられる。
ネットワークでの管理ポートもあるが、中古なので変な設定になっている場合もあり、一発で繋がらない可能性も大いにあるので、シリアルを使えるようにしておいた方が良い。シリアルがないと、繋がらない原因がわからない(うちの場合はnetmaskが変な値に固定されてた)、設定変更もできない。
シリアル端末は、適当なWindows PCにUSBシリアル(Cisco用として売ってるRJ-45タイプのものがお手軽)を挿して、あとはTeraTerm(設定はデフォルトの9600bps, 8bit, …のままで)とかを使えばOK。アンチWindowsな人はtipとか、お好みで。
付属品がちゃんと残っていれば、DB-9→RJ-45とかDB-25→RJ45の変換コネクタもあるはず。
ALOMのパスワードがかかっている場合(かかっていた)は、電源コードをつなぐ前にシリアル端末を準備しておいて、電源コードをつないで、メッセージが流れている最中にEscを叩けばメニューが出てALOM NVRAMの消去ができる。

光学ドライブ類
なし。USB端子がないので外付けも難しい。
基本的に新規インストールの類はネットワーク経由で行うことになる。

ネットワーク
ネットワークbootの類は、管理用のNET MGTではなく、普通の4つある方を使う。管理用はコンソールの利用とかファームウェアのアップデートとか、要するにALOM関係でしか使わない。
boot net で起動すると、Sun伝統の方式から先に起動するので rarpd, bootparamd と、あとは tftpd とNFSサーバ(nfsdほか)を準備しておけばよい。
dhcpd でやる場合は、boot net:dhcp とすれば伝統の方式を試さないので早いはず。

筐体
電源入れるとファンがうるさい。
1Uで奥行き浅めでコンパクト。でも見た目よりは重い。
そして、電源入れるとファンがうるさい。(大事なことなので)

ファン
現代のサーバでも、電源投入時にこれくらいうるさいのは珍しくない。けれど、あとは負荷(=発熱)に合わせて回転数をコントロールするので、負荷が低い間は静かなのが一般的。
でも、T1000は常に全力結果として、筐体から冷たい風が出てくるとか。cool thread を謳うだけに。

ALOMのshowenvironmentコマンドを使って見ると、ファン4つ、8,776~9,166回転。
2,240回転を割ると警告が出る?らしいけど……回りすぎじゃない?
ちなみにサービスマニュアルのshowenvironment実行例だと6,600~6,700台。これくらいが正常値なんだろうか?
(でも、他の人の報告でもだいたい8,000台後半。)

バラしてみるとSunAce40の9GV0412J301が4つ。

9GV0412J301
https://products.sanyodenki.com/ja/sanace/dc/dc-fan/9GV0412J301/
定格回転速度14,700……

電源ファンはこれにPWMコントロールが付いた感じの 9GV0412P3J05 という形式だけど、現行製品カタログにはない模様?
ほぼ同じ仕様だと仮定して、55dBAが5台だと62dBAくらい?
(単に外に出てるからかもしれないけれど、電源ファンの方がうるさい気がする。)

本体のカタログスペック的には:
消費電力 Typical 180W, Maximum 220W。電源は300W
音響ノイズは LwAd 7.7B (=77dB), LpAm 66dB

海外のサイトを見ていたら Sun Fire V440 よりうるさいとかなんとか。消費電力(≒発熱)は1/3くらいなのに。

はてさて。

つづく(かも)