iMac 5k (Late 2015) の Windows (BootCamp) のディスプレイドライバがおかしくなったときの復旧方法(ネタ)

何かの拍子にディスプレイドライバがおかしくなって、Windowsを起動しようとしても画面が真っ黒のまま。(macOSは起動する)

macOS側からBoot Campのディスクを読むなり(NTFS読むだけならできるらしい)、ターゲットディスクモードで必要なファイルをバックアップして、Boot CampアシスタントでWindowsを再インストールするのが一番早いと思う。けれども、アプリケーションの再インストールとかがダルいので(メイン環境は既に別PCに移したのもあって)放置していた。

で、

注意深く内蔵HDDの振動音とかを聞いていると一応起動はしているし、しばらく待ってパスワードを入力するとログインできた感じの動作もする。つまり、画面が真っ黒なだけで他は問題なさそう。

普通のWindows PCならセーフモードとかで復旧すればよいのだけれど、手元のiMac 5kでは、ごくごく標準的な「Microsoft 基本ディスプレイ アダプター」(いわゆる「標準VGAグラフィックアダプター」だったもの)のドライバでは何も表示されないのが最大の問題なのです。つまり、セーフモードに入れたとしても真っ黒。

そこで思いついた復旧方法:

  1. macOSや別PCでドライバ (https://www.amd.com/ja/support/kb/release-notes/apple-boot-camp) を入手して、Zipの中身をUSBフラッシュメモリに書き込む。今回はSetup.exeがある階層をUSBフラッシュメモリのルート直下に並べた。(それを復旧対象のiMacにさしておく)
  2. Windowsを起動してログインする。(画面真っ黒なまま)
  3. ログインできたと確信したら、Windowsキー(MacのキーボードだとCommand?)を押して、cmd [Enter] と入力。
  4. コマンドプロンプトが起動してフォーカスも当たっているはずなので、D: [Enter] Setup [Enter]。環境によってドライブは D 以外かもしれない。
  5. UACの画面になってると思われるので [←][Enter]
  6. インストーラにフォーカスが移っているはず。見えない「インストール」ボタンを押すかわりに [Enter]
  7. インストールが進んでいると信じて、しばし待つ。(3分くらい?)
  8. 終了の意味でさらに [Enter]。うまくいっていれば画面が映る。場合によっては自動的に再起動する。

これで復旧しました。簡単でしょ?

(実はとんでもなく試行錯誤した)