謹賀新年2017

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

コミケお疲れ様でした。

「この作曲法には問題がある!」細かいバグ
(1) 第0章のサンプルだと、「燃料」の制約条件が制約になってない。
→そういう場合もあるので間違いではない。
(2) 「∀i, k」的な表記と「∀i, ∀k」的な表記が混在している。
→後者に統一しようとして漏れがあった。
(意味を取り違える心配はないと思います。)
(3) 曲が完成していない。
→仕様です。
(4) 作者ページがない。
→仕様(準備中)です。

いまのところ修正版の配布等は予定していません。
他にミス等がありましたら(こっそり)教えてください。

今後の予定
次は、夏コミにこの続きの完成版(本+完成曲CD)を持っていきたいですが、どうなるやら。
時間があれば、夏コミ前(4~5月)のイベントに申し込むかもしれません。
改訂方針
改訂というか別物になりそうですが。
・紙面を食うので数理モデルとモデリング言語でのモデルの重複解消。
 (モデリング言語の本じゃないので数理モデルだけでいい気が。)
・何らかの音楽理論書を基にしたモデルを一応作る。
・少しは実用的な妥協モデルも作る。
・打楽器の扱いを何か考える。
・解(=曲)を収録。
こんなかんじで。

コミックマーケット91

2016年12月31日(土)西地区 “る” 14bです。

今回は,薄い本『この作曲法には問題がある!』を出します。
A4およそ30ページ。いろいろ間違った方向に努力した内容です。

表紙以外は文章(と記号)ばかりですが、よろしくお願いします。

(Konobiとは無関係です)

PuLP / NetBSD

NetBSD で PuLP(いきあたりばったり編)

(1) 必要なものを pkgsrc などを使って入れておく。

pkgsrc/lang/python27
pkgsrc/devel/py-pip
pkgsrc/math/coinmp (CBCなど)
他に(使うなら)pkgsrc/math/glpk など。

Python は 3 の方が良いのかもしれないけれど、他の用途で 2.7 使ってるので。

(2) PuLP は pkgsrc にないので pip で入れる。

# pip2.7 install pulp

とか sudo でやるとか、そんな感じで。

(3) /usr/pkg/lib/python2.7/site-packages/pulp/pulp.cfg.linuxを直接編集する。

PulpCbcPath を、pkgsrc の(coinmpの)cbc に書き換える。

#PulpCbcPath = %(here)s/solverdir/cbc/%(os)s/%(arch)s/cbc
PulpCbcPath = /usr/pkg/bin/cbc

(これをやらないと、デフォルトで site-packages/pulp/solverdir/cbc/linux/64/cbc とかを exec しようとして動かない。)

もうちょいマシな方法があれば教えてください。
Linux 用意するというのはナシで。

Cubase 9

見た目や機能以外にも結構変更が入ってるので要注意。

32ビットOSでは動きません(32ビット版がない)。
さらに、32ビットプラグインも使えません。
(事前に予告されてはいましたが、気が付かないと不幸な感じに。)

64 ビットアプリケーションについて
https://japan.steinberg.net/jp/support/support_pages/64bit_version.html

Cubase Pro 8.5 / Artist 8.5 / Elements 8 が 32ビット対応の最終バージョンとなります。

VST Bridge
https://japan.steinberg.net/jp/support/support_pages/vst_bridge.html

64ビット環境にて32ビットプラグインを動作させるための VST Bridge についても開発を終了いたします。

それらはさておき、とりあえず今のところ不具合には当たっていません。

VOCALOID4 Editor for Cubase アップデートの罠

久しぶりにボカキューを使っていたら、新しい版が出ているというメッセージが出たので、ダウンロードして zip を展開して VOCALOID4 Editor for Cubase 64-bit.msi をダブルクリックしたところ、

別のバージョンの製品が既にインストールされています云々

なんで自動で更新してくれないんですかねー?

と思いつつ、仕方がないので指示通りに削除して再度実行すると、今度はインストールされてないと言われる。
そう、前のバージョンがインストールされている状態でないとアップデートできなんです。

どうすればいいか、わかりますか?

……

答:msi ではなく setup.exe を起動しなければいけない。

setup.exeが前のバージョンの削除とアップデートを続けて実行してくれるけれど、その手順を手動でやってはいけないという話。

いや、確かにダウンロードページには

ダウンロードしたzipファイルを展開後、「setup.exe」を実行してください。

と書いてあるけどさ。絶対 msi の方を実行したくなるって。

ボカキューアップデータ
せめて README とか付けといてよ……。

……

それはともかく、ボカキュー入れると Cubase が Windows のディスプレイ設定のスケーリングを無視するバグ(?)が 4.3.0 で治りました。

Cubase 起動時に VOCALOID NET Client 4 を読み込んだところでおかしくなっていたのですが、VOCALOID NET がなくなったので解決というわけです。

テープ系同人即売会「この現実を巻き戻す!~そしてB面へ~」

酔った勢いで申込んだ表記イベントに参加します。

日時:2016年9月10日(土)11:30~15:30(予定)
会場:東京卸商センター(浅草橋)
詳細は公式ページでご確認ください。

サークルスペース「巻8」Estuary で参加です。
頒布品は(今回は本当に)曲入りカセットテープです。
あと、どうでもいい解説つきのペラい歌詞本がつきます。

コミックマーケット90

1年ぶりに出ます。

2016年8月14日(日)西地区 “q” 40b です。

以前も少しだけ試した自動作曲っぽいもの(実際には全然自動でないので「アルゴリズム作曲」とでも呼びたい)を出したいと思っています。

AKNS-002
更新:ジャケットイラスト(っぽいもの)を追加しました (2016-08-06)

カセット…ではなく、中身はCDです。

民主主義は三度死ぬ

タイトルは特に意味なし。

選挙でなくてもよくある話だけれど、終わってからルールにケチをつけても仕方がないという話。

(架空の)有権者9万人の地区で1人を選ぶ際に、候補者が3人居て、
A氏 右派 支持者4万人(全員B氏が大嫌い)
B氏 左派 支持者3万人(全員A氏が大嫌い)
C氏 中道やや左 支持者2万人(C氏以外なら全員B氏寄り)
だとすると、

普通の国政や地方選挙のように、1名を選んで投票して最多得票が当選というルールだと、4万票でA氏が当選

組織の代表選とかでよくある、1名を選んで投票して過半数で当選・過半数取れなていない場合は上位2名で決選投票というルールだと、決戦でC氏の支持者がB氏支持に回るので5万票でB氏が当選

あんまり例はないけれど、必ず2名を選んで投票して最多得票が当選というルールだと、
A氏の支持者⇒B氏だけは嫌なのでA氏+C氏に投票
B氏の支持者⇒A氏だけは嫌なのでB氏+C氏に投票
C氏の支持者⇒C氏+B氏に投票
で、(消極的支持も含む)9万人全員の支持を得たC氏が当選

…といった風に、極端に単純化した例ではあるけれど、ルールによって当選者が変わるというのはよくある話なんですよね。

どの方法が正しいとも言えないのが難しいところなわけで、「別の方式なら勝ってた」「ぼくが考えた最強の選挙なら」みたいなのは負け惜しみ以上の意味がないわけです。

2年ぶりに機種変した話

3月末に、SH-01FからSH-01Hへ。

端末について
大きさ縦が短く、横は変わらず。
厚みは変わってないが、背面の丸みが減ったので体感的には厚くなった。(しかし慣れた)
縁が細くなって画面は少し大きくなったが、解像度は変わってないので見た目さほど変化はない。
スピーカーの音質は悪くなった。鳴らすのはアラームくらいなので問題はない。
デフォルトのままで、画面の明るさを自動にしておくと、少し暗くて見にくいことがある。(設定で変えれば問題なし)
ストラップホールがない。
カラーバリエーションに白がない。(今までずっと白だった)

SH-01HというよりAndroid5.1系になったせいだと思うが、標準の「アラーム・時計」から祝日設定がなくなった(なぜ?)。他のアプリ入れるほど困ってはいないけど、地味に不便。(あと、スライド方向の右左で停止とスヌーズってどういうことなの…。)
あとロック解除しなくてもカメラは起動できるとか、余計な機能が増えた。誤操作でカメラ起動すると電池が減るのでやめたいが、設定が見当たらない。

いろいろ問題はあるが、総合的には満足。

料金・ショップの対応について
端末だけ変えたかったが、新料金プランに移行しなければならないという。
今まで「Xiパケ・ホーダイ ライト」(3GB)・通話はほとんどしない、という使い方だったので、同等のプランで、と言ったのだが、近いのは、
カケホーダイプラン+XiデータSパック(2GB)
カケホーダイライトプラン+XiデータMパック(5GB)
の2択だという。
どれくらい料金が変わるかを尋ねたが、「『ずっとドコモ割』が適用されるので安くなります」などと、いいかげんな説明。どっちを選択しても今までより高い。
おまけに、3月末に切り替えたのに、3月頭に遡って新料金になっていた。(何も説明がなかった)
「ケータイ補償サービス」も地味に値上がりしていた。(これも何も説明がなかった)
勝手にいろんなオプション契約させられた。(こっちは後から説明された)
「1か月無料なので」ということだったが、その日のうちに全部解約した。ひとつずつ解約しないといけないので面倒だった。
(SH-01Fを買ったときのショップでは、オプションの説明は事前にあって、その場で断れた。)

他にも、ここには書けないがいろいろ腹立たしいことがあった。概ね、質問に対して正確に答える気がないとしか言いようがない。

自宅に近いという理由で、いままでとは別のショップに行ったのが失敗だった。二度と行かないと思う。

「テクノ」と “Techno”

かなり音楽に詳しい方(多分若い人)が、YouTubeなどで昔の「テクノ歌謡」とかを聴いて、
 「これのどこが Techno なの?」
みたいな発言をしているのを何度か見たので、メモ。

Wikipedia とかにも書かれているけど、まず、別物なのです。

また別の概念として、~

― Wikipedia テクノ (ダンスミュージック)

「テクノ en:Techno」と直接の関係はない。

― Wikipedia テクノ歌謡

~ダンス・ミュージックの一スタイルにテクノがある。
~日本のテクノポップと直接的なつながりはないとされる

― Wikipedia テクノポップ

一言で言ってしまえば、このいわゆる「テクノ」は “Techno” ではなく “Electro” (と訳した方が適切)なのではないかと。例えば「テクノポップ」は “Electropop” と訳した方が誤解が少ないと思う。(もちろん “Technopop” でも通じるのですが。)

で、’80年代の「テクノ歌謡」のどこが “Electro” やねん、というツッコミが次に来ると思うんだけど、そもそも歌謡曲に電子音(とか打ち込みのシーケンスとか)を使うのがまだ珍しかった時代なので、大部分が生楽器の演奏であっても、一部電子音が入るだけで十分に “Electro” … なのです。多分。