選挙の度に思い出す

前にもどこかに書いたけど、

まだ小学生だった頃、授業で(社会科?よく覚えてない)政党とか投票の話があった。最初に選挙の仕組みとか手続きの「お話」があって、その後に生徒(じゃなくて児童か)に各自どう考えたかを述べさせるという流れ。

その「お話」の中に「他の人と相談して投票先を決めるのはダメ」ってのがあったので、私は「それぞれの政党(候補者)の主張をきいて、自分で投票先を選ぶ」みたいな無難な回答をしたのだけれど、先生の評価はイマイチで「それでは十分でない」旨のことを言っていたのを覚えている。

なので、もっと重要なポイントがあるのかと思って、真剣に考えていたんですよね。

それで、その後に当てられた子が、

「大きい政党だからという理由で投票してはいけない!」

と答えたところ、先生の顔がパッと明るくなって、めちゃくちゃ褒められていたのも覚えている。

子供ながらに「エェェ……」と今でいうならドン引きしましたとさ。ただ、それは「正解」があまりに想定外だったことについてであって、露骨な誘導だとかは当時思いもしませんでしたけど。

ン十年前のことなので、正直他の授業なんて覚えてないけれど、これだけは忘れられないし、選挙の度に思い出すわけです。

まあ、この件を除けば「いい先生」という印象でしたけどね。名前は忘れた。