ギャラクシアンのサウンド

ナムコ音源(いわゆるWSG)のFM音源による模倣を、時代を遡ってパックマンまで手を出したので、(途中いっぱい抜けてるけど)ギャラクシアンってどうなってたっけ?と思ったので調べてみる。

ギャラクシアン – Wikipediaによると、サウンドはNE555とLM324とある。(LM324はオペアンプだけど……。)

これだけではよくわからないので、もう少し詳しく調べると:

  1. NE555は発振周波数を決める抵抗の値が違うものが3つ(個別にオンオフできるらしい)、それらのControl Voltageをまとめて変更するためのものが1つ、それらとは別にショット音などを作るために1つ。計5つも使われている。
  2. ショット音にはノイズも絡んでいる。これや爆発音のノイズは、画面に星を出すための乱数発生回路(いわゆるスタージェネレータ)の出力を利用している。
  3. 約1.5MHzを分周(1バイトで指定した値をカウントアップしてキャリーでまた元の値にリセットする)した先に4ビットカウンタがあって、その出力が上記の各種音源の出力に合流している。DAC代わりに抵抗器が繋がっているだけだが、普通のDAのようなビットの重みに反比例する抵抗値ではないなので、これが独特な波形を作り出している模様。メモリはないけれど波形メモリ系音源のご先祖様と言えるかもしれない。オープニングはこれを使っていると思われる。

1. のNE555の発する効果音は素晴らしいけれど、2. や 3. を抜きにしてギャラクシアンのサウンドとしてしまうのも、ちょっと違う気がする。

つづく(と思う)