なぜか Sun Blade 150(20年前のワークステーション)を手に入れてしまったので、合間にすこしずついじってるのですが、
公式/非公式問わずカタログ的なものには、CPUについて、こんな風に書いてある。
CPU | Clock | |
Sun Blade 100 (A36) | UltraSPARC-IIe | 500 MHz |
Sun Blade 150 (A41) | UltraSPARC-IIi | 550 MHz or 650 MHz |
ところが、Sun Blade 150 の電源を入れたときに出てくるメッセージは、
Sun Blade 150 (UltraSPARC-IIe 650MHz), Keyboard Present
で、別にハズレを掴んだ(?)とかではなく、ネットに転がってる起動画面見ても全部同じなんですよね。どっちやねん。
調べてみると、UltraSPARC-IIe+ なんて呼び方もある(?)ようで、(Blade 100 の)UltraSPARC-IIeとクロックが違うだけではなくて、L2キャッシュが256KBから512KBになってたりするらしい。
さらにややこしいのは、前の世代の Ultra 5 や Ultra 10 の CPU も UltraSPARC-IIi と呼んでいるけれど、当然同じものではない。まあ、ソフトウェアの互換性はあるけれど、それは IIe でもそうなので。
想像ですが、Sun のマーケティング的には UltraSPARC-IIi > UltraSPARC-IIe みたいなシリーズ序列があって、Blade 150 のは「UltraSPARC-IIi の新しいバージョン」だけれど、技術的には UltraSPARC-IIe の強化版なので UltraSPARC-IIe と表示してしまう、みたいな感じですかね。
まあ、UltraSPARC-IIi は UltraSPARC-III と紛らわしいのでどうかと思うんですよね。(どうでもいい)