あんまり役に立たない、前記事の追加情報。
KEY CHIP 端子
OSからはただの5番目のUSBポートに見えるんだけど、仰々しい黒いケースに収まっている。何か特殊な回路が仕込んであるのでは?……と思って開けた結果:


ナニモナカッタ
単に、USBフラッシュメモリみたいなスティック形状のKEY CHIPが、しっかり刺さって固定するためだけのケースっぽい。強度は大事。
まあ、KEY CHIPは写真でしか見たことないんですがね。
内蔵SSD
TDK製。ATA IDENTIFY的なモデル名が <GBDriver GS1> なのだけれど、それはコントローラの名前で、製品としてはいろんな容量・タイプのがあるらしい。普通はモデル名で製品が特定できるんだけど、さすが産業用?
本体に書かれている製品名っぽいのは GS1 120GB SATA 6Gb/s SSD :M だけ。さす産
普通にネジで組み立てられていて、バラして基板を取り出すと、中身はTDKのコントローラの他にKIOXIA TC58TFG7DDLTA0D (128Gb NAND Flash?) が8つ。ちゃんと(SSDの製品名が書いてある面へ)放熱するように、全部のチップに熱伝導パッドが貼ってあった。
それで、
既に作られているパーティションのうち元々NTFSだったところを指定して(潰して)、新規にWindowsを入れるというのはできた。
その後、細切れのパーティションを潰して纏めようとしたら使えなくなったので、使おうと思ってる人(いるのか?)はパーティションいじらない方がいいですよ。
ディスクの先頭からdd
コマンドとかで書き込みをすると、途中でエラーになる領域がある。単に書けない場所を用意してエラーを起こさせるだけの仕掛けか、もう少し複雑な仕組みなのかは不明。故障ではないと思う。
パーティションテーブルが半端に潰れているので、gpt create
すると既にあるというエラーになるし、gpt destroy
も書き込めない領域のせいでエラーになるんで(普通の方法では)詰んでる。
もし単純な仕掛けなら、書けない場所を調べて、そこに書き込まないようにパーティションテーブルを作ってやれば良さそうだけれど、120GBのためにそこまで頑張る気力はない()
GPU
メーカー名も何も明記されてないけれど、Aetina N1660TI-Q9FXのようです。普通のGTX 1660 Tiですが、装飾なし・コンパクト・ファンが1個というのが少し珍しい。さす産
マザーボード
GIGAIPC (GIGABYTE) uATX-H310A のカスタム(?)。といっても、VGAとDVI-Dがないだけ?
あと、GIGABYTEロゴの上あたりの印字が SI → S2 になってる。
DDR4_2, DDR4_4(メモリ2本分), M2M (M.2), SATA4, SATA5, F_USB3 がシルクだけで未実装なのは元々の仕様。上位のH370, Q370チップセットのものとボード共用で、それらには実装されている模様。
その他
何かわかったら追記(するかもしれないし、しないかもしれない)。