かけ算の順序問題

最近の話題かと思っていたけれど、50年近くは続いている話題らしい。
かけ算の順序問題 – Wikipedia

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「3つの皿にリンゴが2個ずつのっている。リンゴは全部で何個?」みたいな問題で、
「3×2=6 なので 6個」だと間違いで「2×3=6 なので 6個」が正解というのがかけ算の順序は決まっているとする人たちの主張らしい。

個人的にはそんな教育受けてないし、どっちでも良いと思ってますけどね。

順序が決まっている派(総意ではないかも)の主張によると、
a × b = c の a と c の単位が揃っていないとダメらしく、b はその倍率みたいなもんらしい。
なので:
2 [個] × 3 = 6 [個]
あるいは
2 [個/皿] × 3 [皿] = 6 [個](※)
が正解で、3 [皿] × 2 だと皿の枚数を求めていることになるからダメとのこと。

※厳密には単位揃ってないけど、これは許容されるらしい。

そうすると、例えばオームの法則なんかで「I [A], R [Ω] から E [V] を求める」場合、上記のような順序が決まっている派の人は、
「[Ω] は [V/A] だから、E [V] = R [V/A] × I [A] が正解で、
 I [A] × R だと電流を求めていることになるからダメ」
とか考えるのかな。すげーな。

オームの法則は [A] がSI基本単位で簡単だからいいけど、複雑な単位を扱う人は大変だね。