ギャラクシアンのサウンド(続き)

前回の話でいうところの 3. の4ビットカウンタから先は大雑把に書くとこんな回路。

\(\)

VOL 1 とか 2 とかあるスイッチの実体は CD4066。ソフトウェアでオンオフできる模様。

これで、アンプへの出力がどうなるかなのだけれど、他の555とかの出力を無視すれば、回路図中の \(x\) に比例するだろうからそれを求める。5.1kΩの 0.1 とか 4066 の内部抵抗とかも無視して、大雑把にオームの法則から電流を考えると、こんな式が成り立つはず。

\(a, c, d, x\) は回路図中の青字の部分の電圧、\(s_{1}, s_{2}\) はスイッチの状態 \(\{0, 1\}\)。

\[\frac{x}{5+10}=\frac{(d-x)s_2}{15}+\frac{(c-x)}{22}+\frac{(c-x)s_1}{10}+\frac{(a-x)}{33}\]

これを \(x\) について解くと、

\[x=\frac{22ds_{2}+33cs_{1}+15c+10a}{22s_{2}+33s_{1}+47}\]

(あってるかな?)

まとめるとこんな値になる。\(a, c, d\) は本当は0V・5Vだろうけれど、割合が見たいだけなので0, 1で。

QD
\(d\)
QC
\(c\)
QB
NC
QA
\(a\)
\(s_{2}, s_{1}\)
0, 0
\(s_{2}, s_{1}\)
0, 1
\(s_{2}, s_{1}\)
1, 0
\(s_{2}, s_{1}\)
1, 1
00000.0000.0000.0000.000
00010.2130.1250.1450.098
00100.0000.0000.0000.000
00110.2130.1250.1450.098
01000.3190.6000.2170.471
01010.5320.7250.3620.569
01100.3190.6000.2170.471
01110.5320.7250.3620.569
10000.0000.0000.3190.216
10010.2130.1250.4640.314
10100.0000.0000.3190.216
10110.2130.1250.4640.314
11000.3190.6000.5360.686
11010.5320.7250.6810.784
11100.3190.6000.5360.686
11110.5320.7250.6810.784

このうち、 \(s_{2}, s_{1}\) が1, 0のときをグラフにすると、

こんな感じだけれど、適当にみつけたアーケードのギャラクシアンのオープニング音(本物かどうかは不明)の波形(一部)が、

なので、だいたい合ってるように見える。

つづく(かもしれない)