クロスコンパイラを用意していた時の話。
いまどきの gcc は、gmp, mpfr, mpc といったライブラリが必要で、一緒に作る場合は gcc のソースディレクトリの中に展開して、バージョン番号のない形にリネームしておく、とかいう話はどこにでも書いてあるけれど、mpc のコンパイル前の configure でコケる。
configure: error: libmpfr not found or uses a different ABI.
gccのconfigureの際、gcc のソースがあるのが ${SRCDIR}
、コンパイルするのが ${BUILDDIR}
、とすると、
$ cd ${BUILDDIR}
$ ${SRCDIR}/configure --prefixとかtargetとか指定したいオプション…
--with-mpfr-include=${SRCDIR}/mpfr/src
--with-mpfr-lib=${BUILDDIR}/mpfr/src/.libs
…とすれば回避はできる。(gcc-4.6.2で確認)
こんな指定をさせる仕様ではないと思うのだが。