「工学部のエレベーター問題」が思い出せない

大学の学部生だった頃(ン十年前)に聞いたワードを思い出した。誰が言ってたか忘れたけれど、一般論というか良く知られた問題っぽい語り口だったように記憶していたので検索してみた……が出てこない。

「工学部の建物のエレベーターの待ち時間が長いが、制御などを学んでいるはずの工学部生が大勢いるにもかかわらず誰も問題解決に取り組まない」という話が導入だったと思うのだけれども、その後が思い出せない。

一般に「エレベーター問題」として有名なのは、あちこちで改変コピペされている「鏡を置く」話だけれども、それではなかったはず。

(ちなみに、「鏡を置く」話の元ネタは、一般に手に入る書籍だと Russell L. Ackoff の The Art of Problem Solving (1978) で、邦訳もあるらしい。さらに遡ると、 Russell L. Ackoff: “Systems, Organizations, and Interdisciplinary Research”, General Systems, vol. V (1960) にあるらしく、良く引用されているけれど、現物が出てこないので未確認。)

安易に「鏡を置く」話を有難がらずに、抜本的な問題解決をせよという話だったのかもしれない。誰か知っていたら教えてください。

なお、当時それを聞いて大学のエレベーターを観察してみたが、節電のために2基のうち1基は止められていた。そりゃ待ち時間が長くなるわな。